オーダーワイシャツ メーカー井戸端会議

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2006年12月31日

12/31      新しい年を迎えるにあたって。

久々に ムカシ丿ジョウシにお会いした。

彼はあたしを会社に戻させてくれたヒト。

 

 

 

結局、ご一緒にお仕事する事も無いまま、 彼はゴエイテンなされた。

 

でもやっぱり、あたしを戻してくれたヒトだった。

ちょっとお痩せになったとの事だったけど、何も変わらない笑顔で、
最近人格まで歪んでしまったあたしに『あなたの人生はあなたの人生なんだから』とおっしゃってくれた。

 

 

 

実は先日、社長に直談判してきた。



かぇの件で社長に会うappoが取れたのに、結局、今の上司との不仲を指摘されてしまった。あたしの現状の問題点を再確認すると共に、隠そうと思ってた事まで露見させてしまうハメになった。

その後の越年会で社内・他部のミンナにまで、心苦しいほどに感謝しつくせないほどに、かばってもらった。
ミンナに愛されてる事を実感♡

ずっと、受注体質・保守体質がヨシとされてきた会社の雰囲気を払拭しようと
トリアエズ、社中のムードメーカーであろうと努めてきた。
いつも明るくカッコよく、元気にワガママにいようと努めてきた。
そのあたしの本心が他部の皆にまで、見破られてしまってた。

どうしよう。

 

あるイミすんごく、カッコ悪いヤ (-_-メ)・・・

 

かぇちゃんにも、上司からの出張に関しての回答で、思いも掛けないほどのあたしへの愛情をもらった。

その件で社長に談判に行く経緯に至ったのだけど、その後、皆がfollowの談判をしてくれた事に感謝感激の一言デス。

 

 

 

会社に戻った時は、きっと嫌われてたであろうあたし。

だって、ハデだしウルサイし。

 

今、皆に愛されてるあたし。

 

本当にありがとう、ありがとう、ありがとう ・・・・・・・・・・・・。

 

やっぱり皆と一緒にいたいから、他社に行きたくはないから。辞めたい訳もナイ。
いつか上司があたしを受け入れてくれるまで、他部で待たせて欲しいと言えました。

 

ごめんなさい、当社でオーダーシャツ屋でやっぱり居たいの。
シャツ屋を捨てる気持ちはないし。

 

offerには感謝してますが、他は考えられません。


 


来年も波乱で幕開けしそうな様相。


それでもよろしくお願いいたします。


 


 


 

今年3月より会ってないひぃちゃん、
あたしの思う以上にあたしを思っていてくれたかぇちゃん、今年も迷惑いっぱい掛けました。

 



ありがとう。

 


来年はいっぱい遊ぼう、そして、たくさんオーダーシャツを語ろう。
ミンナを飽きさせないくらいの知識はちゃんと備えてるから。

 


いま、年明けの展示会のことで頭いっぱい!!

 

皆様よいお年を。

 


またね。

2006年12月23日

オーダーシャツの流行り

たまにお客様からオーダーシャツの《流行り》を聞かれる。

特に『オーダーシャツの今シーズンの流行りのカタチは??』

・・・一番解答に困る質問である。

シーズンにより色柄や素材感、流行色や昨シーズン・既製品の流れを汲んで、生地は買い付けをしている。
色や素材に関しての流行りはいつでも答える自信がある、ただそれが一番売れているかというと、お好みがあるのでそうではないけれど。

でも流行りのカタチと言われると・・・(@_@)

答えは「一番多いのはstandardですかねぇ・・・」としか答えられず、きっとお客様には不満な回答だったろうなと後々自己嫌悪に陥るのである。

 

実を言うと我々の世界に《流行りのカタチ》というほどのものは無い。

なぜかというと我々は、お客様の好みがもちろん第一だが、体型やスーツ、ジャケットなどの合わせるものの色・形の好み、タイをするか・上着は着たままが多いのか・どのsceneで一番カッコよく見せたいのか・・・等々のお好みやお客様の生活スタイルもふまえて、こっそり操作しているところも多くあり、
毎日同じサイズのオーダーシャツに手を通すオーダーシャツuserにとっては、同じデザインである方が着良く、それが末長くご愛顧いただける理由でもあるのである。

サイズ、柄を気にして買う必要のないオーダーシャツは、自分の好みのデザインで作れるので、自分の好みのカタチ・styleを見つけてらっしゃるお客様がほとんど。
わざわざカタチを変えてお求めになる方は、businessとcasual、もしくはcoolbiz・タイ無しstyleで使い分けている、というところが多い程度。

現に自分も、生地の厚さによってサイズを多少変える事はあっても基本デザインはほぼ一緒。
衿の高さの多少の違いはあれ、スタイルを変える事はしたこと無く、袖のデザインですら違うものは1着しか持っていない。というか1着で懲りてしまった。

 

お客様の《自分スタイル探し》に色々をおすすめする事はできても、流行ってるカタチをといわれると、似合おうがに似合わまいが勧めていいの??と戸惑ってしまう。

その中で『何が流行ってる?? 』といわれても、一番受注が多いのはいつの時代もstandardなのである。

 

我々はプロである。
流行りとは別に、お客様の好みとは違うお客様に似合うスタイルの提供はできると信じている。

なおかつ自分はデザインだけでなく、生地企画・バイヤーも担当している。
世間のシャツがどういう購買層にあれ、値段にあれ、researchは怠ってないつもりもある。

 

ぜひ次回ご質問いただく時には「今が流行ってるの??」のなのかをおしゃっていただければ・・・。
何が何かわかれば、ゆうに数十分は語れるだけの知識も情報も蓄えていますので・・・、その辺りをご考慮いただければいくらでもお好みのカタチを一緒に探せるのになぁと思う今日この頃なのです。

結構『何が流行ってるの??』って意外にプライドズタズタになっちゃう質問なのです(>_<)