オーダーワイシャツ メーカー井戸端会議

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2006年01月29日

バイヤーのあり方

まぁちゃんが悩んでいる「バイヤー」業務とは?

はじめに言っておきますが、僕は良いバイヤーではなかったので実体験は参考にはなりません。ですから、今うるさいお客としての立場で、一般的なバイヤーのあり方を書きたいと思います。

●バイヤーってどんな仕事?

—商品や商材を「買い付ける」—
h_22896782.jpgバイヤーとは、一言でいえば物を買い付ける仕事。小規模なセレクトショップ等では、帽子から靴までを一人のバイヤーが買い付けを行うこともありますが、通常はアイテムごとに複数人が行います。
オーダーシャツ業界ではアイテムがシャツの生地だけなので、マーチャンダイザーや、デザイナー、ショップの店長、営業企画、はたまた倉庫の生地担当などが兼任する場合もあります。
扱う品物が海外で生産されている場合は直接現地まで赴き、問屋や店を1軒1軒回って買い付けを行う場合もあります。
生地メーカーでは、シーズン始め(商品企画としてのシーズンなので、消費者とはワンシーズン〜1年弱ズレています。)に展示会を行うことが一般的なので、その時期に合わせて発注を掛けます。

分野を問わず、バイヤーという仕事の基本は、「その時期の売れ筋の品物を見極め、リーズナブルな値段で、適切な数量だけ仕入れること!」であり、買い付けた品物は売れなければ、即、不良在庫の山となってしまう危険性も含んでいます。
また、不良在庫を恐れ、発注数を少なく見積もると、シーズン半ばでショップの棚がスカスカになってしまい、売れる商品まで売れなくなることもありますから、非常に重要な仕事です。
ウイスキーなどは売れなくても寝かせればもっと美味しくなり、のちのち高い値段で売れるかもしれませんが、(基本的に瓶発酵はしないので樽の状態での話です。)アパレル業界などでは倉庫で眠らせておくということは会社にとって命取りともなりえます。倉庫の賃料・人件費なども掛かり、生地が発酵したら売れなくなっちゃいますもんね。

●どんな人がバイヤーに向いてるの?

—「物」が大好きで交渉力のある人—
h_22896731.jpgバイヤーという仕事は、とにかく物が好きで、よい物を安く買うことに生きがいを感じる人が向いているのは、どの分野のバイヤーにも当てはまります。
メーカーやショップを回って売れる品物を選び出す場合が多いので体力も必要ですし。適正な買い値を算出する計算力に加え、値段交渉の手腕が求められる反面、買い付け先と良好な関係を築き、よい品を優先的に売ってもらえるようなコミュニケーション能力も重要となります。
さらには、感や度胸があれば言うことはないでしょう。

そういう意味で責任重大ではあるけれど、まぁちゃんに向いてる仕事だと思いますよ。
ちなみに僕は洋服は好きですが、先取りをし過ぎていた感があり、「これ良いじゃん!」と思ったものはそのシーズンには売れず、1,2年後売れる傾向がありました!(笑)
バイヤー向きではなかった訳です!(まぁ、僕の好みがマイナーなのは自分でも知っているので、好きな生地だけ選んでいた訳ではありませんでしたが…)
※昨年末、どうしてもエンジのハケ目のシャツが欲しくて、生地を探しまくり、やっと見つけて作りました。来年、再来年辺りにエンジのシャツが流行る!…かもしれませんね。

まぁちゃんが見誤ったかも?…いう不安に陥ることは、何度かあるかもしれませんが、最終的にお客様が満足+会社にマイナスがなければ大成功だと思います。一時的に会社がマイナスしても、お客様が満足し、お得意様になっていただければ、長い目で見た際に会社はプラスになるでしょう?

今の業界は異なりますが、大事なのは「会社」+「社員(企画)」+「販売員」のチームワークだと身をもって感じている今日この頃であります。

1/28  イキガイ・ヤリガイ・ゼンカイ

最近、ちょっと元気をなくしてたまぁ。
今日は元気の素をたくさんいただきました。
そんなまぁの今日。

今日は充実した一日だった。
この数日、自分のmainの店で、久々に店頭に立ち、馴染みのお客様・新しく来て下るお客様に触れる。

とても忙しく、バタバタしている中でも、馴染みのお客様はあたしの顔を見て喜んで下さるし、前回初めてお会いしたお客様に声を掛けると『覚えててくれたの!』と喜んで下さる。
新しいお客様は『出来上がりが楽しみ!!』と喜んで帰って下さる。
smile・smile・smile.

今日は初めてお会いしたにもかかわらず、わざわざ一度家に戻られてご主人様を連れてご主人様のシャツも注文しに再来店して下さったお客様もいらっしゃって、シャツ屋としての喜びを改めて感じました。

コレは父と母からもらったgift.
職業柄、寸法も測るし一人のお客様と接する時間・触れ合う時間も多いので、お客様の体型や来ているモノの好みで名前や顔や好みが一度で記憶に残る。
だがコレは既製品を売ってたらときっと無理であった事であろう、情報量が少ないから。この仕事でよかった。一番嬉しいのが『よかった!』と喜びを聞かせていただける事。ご丁寧にお手紙を下さる方もいる。
あたしはこのお客様の《シャツ屋》になれたのだと、シャツ屋冥利に尽きる瞬間。


実は最近落ち込んでたあたし。
いつものおまえはドコ行った?!疲れてるね、元気ないよ・・・と上司にまで言われていたこのところ。


今夕、たまたまお客様にお出来上りを持参した帰りに、とても尊敬する大好きな友人とご飯を食べに行くチャンスに恵まれた。

カウンター越し、大将を目の前にお勧めばかりをいただいたのだけど、コレがものすごくおいしい!!うまい!!
目にした瞬間・口にした瞬間の、あまりの嬉しさ・楽しさ ・おいしさに思わず顔がほころぶ。
ほころびを越してボロ、いやモロ?? 頬が3センチ持ち上がるような幸せをイタダク。

一気に元気出ました全快??全開。
大将に自分の胸の内(思いっきりのニコニコでバレバレなのだが)を伝えると、
『そう言って喜んでいただいて、褒めていただくのが我々の一番の栄養です。』とおっしゃった。

う〜ん、あたしと一緒じゃん!!
友人は『おいしい食べ物って、ホントにヒトを幸せにするよね。』とあたしの顔を見て言う。
ホントに幸せ、ありがとう。

あたしもお客様にシャツを着る度、ちょこっとでいい、幸せを感じてもらえるシャツを作りたい。箱を開けた瞬間に笑顔になれるシャツを作りたい。
そのためにこれからも一生懸命でありたい。

そんなことを思いながら家路に着いた今日のニコニコまぁなのでした。

2006年01月26日

1/26 生地の値段・生地の価値。

バイヤーとしてのまぁの悩み。
ひぃちゃん、かぇちゃん聞いておくれ。
あたしの行き着く先はドコ?!

今日からコレを我が社の常務も見てる・・・。
何日掲載できるかな??な日記。

生地の値段がわからない・・・。
というより生地の値段の付け方、付加価値の付け方がわからない。

先日買い付けた生地が今朝、手元に届く。
コレは上司にホントに感謝するところなのだが、あたしが買い付けを任されているブランドは、shareが小さい為にフツウに好きにさせてもらえる。

そこで毎回悩む。
大体、2価格帯のモノを買い付けに行く。
基本は生地の値段と比例して販売価格を決めるのだが、どちらにしていいか悩む価格(ちょうど真ん中の価格)の生地も欲しくなる。そうなると付加価値で販売価格を決める事が多い。相殺できればよいのだから・・・と。
生地屋さんもあたしの買い方に慣れたもので3~4価格帯を用意してくれてる。

その中からほしいモノを買い付ける。

買い付ける時点で、柄や生地の質感・番手・生地原価等を参考に、自分の価値観で購入を決定。
どんなに欲しい柄でも、販売価格に見合わないモノは買えない。高すぎても買えないし、質が悪いモノももちろん買えない。 実際、生地屋さんの提示してくる価格と、自分の思う価値観や販売価格が異なる事も多いが、それは言わずに欲しいモノだけ買い付ける。
そして我が道を行く・・・。

しかし今回は判断を誤ったかもしれない。
生地屋さんにあたしの欲しいモノを読まれてきてしまってるのかもしれない、長期出張前なのと辞令前の自分勝手な多忙さで混乱してきてるのかもしれない。
今日、手元に届いた生地を見て・触れて、悩んでしまった・・・。

あたしの好きな柄ではないがとても肌触りがいい。絶対○○双(糸の細さである程度価値も決まる)以上ある。買う時に見落としていた・・・。
でも、柄行からして高い価格帯では、店舗の販売員では売りさばききれないかもしれない(これは全くのバイヤーとしての価値観)・・・。
もちろん自分の店で自分が販売するならサバく自信はある(⇦この辺の強気が多分あたしの売り)、でも新柄だし・・・。

・・・・・・・結局残業し、自分の価値観と格闘した揚げ句、低い価格帯に落とし込む事に。
家に帰った今でもまだ悩んでる。

別に会社が損をするという程の事ではない(常務、怒らないで!!)。
でも、安くお客様に提供できる反面、生地の価値がわからないお客様に何も言えなければ、いいモノを買ったという付加価値を付けてあげる事はできない。

これが《バイヤー》の宿命なの?!

もう、願うしかない(*8*)
コレを手にして、『Lukky!!』とわかってくれるお客様のシャツになっておくれ、あたしのかわいい生地ちゃん達・・・。

※ひぃちゃんはこういう時どうしてたの??そしてかぇちゃん、売りさばいて!!

2006年01月23日

まぁ が思う オーダーシャツの楽しみ方1

できているモノを売る訳ではないオーダーの世界。
オーダーシャツを注文するお客様はさまざま。
お客様には《シャツ屋》と呼んでほしい、そんなあたしから見たオーダーの流れを少しずつご説明いたしましょう。

あたしはひぃちゃんに紹介された通り、営業・企画等もしていますが、元々店頭に販売員としてオーダーシャツの世界に入り、今でも催事や あるショップでは店頭に立ち接客しています。
お客様には《シャツ屋さん》と呼ばれる事が夢、userとしてもオーダーシャツにハマりまくっている、そんなあたしから見たオーダーの話。
ひぃちゃんの書き込みと両方読んでいただけるとお互いの補足説明にもなるかな。
※我々はパターンオーダーを扱った経験がありません。POとは注文方法など違いますのでご了承下さい。

まず今日は最初なので、

  オーダーシャツを求めるお客様とそれに答えるあたし達(販売員として)の話。

初めてオーダーシャツを注文に来るお客様は大きく分けて2種類。

  • 既製のシャツでは体に合わない
    首が細くて腕が長い・首が太くて腕が短い・体が大きい・体が小さい等、既製シャツのサイズでは体に合わない体型・・・等が理由のお客様。
    ※スポーツ選手や外国の方もこういった理由でいらっしゃいます。
  • 既製のシャツでは欲しいモノがない
    既製品で合わないわけではないが、欲しいデザイン・柄・自分のサイズがなかった・流行りではなく自分の着たいデザインがない・メ−カーによってサイズが違うのが面倒・他人とは違うものが欲しい・・・等が理由のお客様。
    ※マスメディアに出られる方やひぃちゃんのようなこだわりやさんがいらっしゃいます。

あなたがもしオーダーシャツに興味があるなら、どの理由からでしょう??

あなたがオーダーシャツを作りにショップに行くと並んでいるのは生地生地生地・・・。
一番最初に選んでいただくのは生地、それから各部デザインを選び、寸法を測る。
そう、我々が売る商品はあなたが店頭に来た時点ではまだ、2mちょいの布きれと紙に書かれた仕様書・寸法表だけ。数週間先にでないと形にならないモノに料金を払っていただくのです。ここが我々の腕の見せ所(そう思ってるのはあたしだけ?!)。
デザインや仕様、測る実際の寸法は目に見えるモノですが、目には見えないあなたの好みや悩みやこだわりを会話や採寸をしながらあなたの身体から読み取り、仕様書・寸法表を書き上げるのです。
そこに現物はなく、手に入るのは数週間後。注文時の我々とのやりとりや、出来上がりを待つ数週間がオーダーシャツの一つの楽しみと言ってよいと思います。

ただ、一度目からピッタリ自分の好みに合うとは限りません、我々があなたの好みを全てつかみきれないことも。「やっぱりダメだ」とおっしゃらずにもう一度ご来店下さい。 一度作ると基準ができるわけですから、「ココがもうちょっとこうなれば・・・」と、修正をして好みに近づけていきましょう。
※現にあたしも毎月最低2枚は楽しみでシャツを増やしていますが、まだまだ《絶対コレ!!》の域には達しません。多分一生達しないのが楽しいのかもしれませんね。飽くなき追求というヤツです。

販売員もそれぞれ。あなたと販売員の相性も、オーダーシャツを作る楽しみの大きな要因になるでしょう。実際、「○○さんでないと・・・」と指名されるお客様、事前に来店予約をされるお客様、トータルコーディネイトを任せて下さるお客様など、それぞれの販売員がそれぞれの顧客というものを持ち、それぞれ永いお付き合いをしています。

さぁ、あなたもあなたの《シャツ屋さん》を探してみませんか。
よし、初めてのオーダーシャツを作りに行こう!・・・でもまだ不安というあなたにアドバイス。普段着用しているシャツを着て行きましょう。
そのシャツを基準に好みを測ってもらってください。我々もあなたのイメージをつかみやすいので。

2006年01月21日

なぜオーダーシャツなのか? 1

オーダーシャツを作ったことがない人は多いと思うので、高価だとか、ダサいなどと誤解を招きそうだが、実はそれは誤った解釈だと、今は一愛好者、一消費者である僕は思っている。

h_22178320.jpg 少しオシャレな人ならば、シャツを買うのに、セレクトショップや有名店などに行くと思うが、平均してそういったシャツは1万円位はしてしまう筈。安くても、5、6千円はするだろう。それも、高価なシャツになればなるほど、生地に耐久性がなくなるので、長持ちはせず、襟回りや、カフス廻りがスリ切れてしまい、嘆いている人も少なくはないと思う。
僕自身、そういったセレクトショップでファッションコーディネーターをしていた若かりし頃は、そういった既製品を好んで着ていたし、オーダーの良さを知らずにいたので、お気に入りのシャツほど、すぐに着れなくなって悔しい思いを何度もしてきた。
しかし、オーダーシャツならば1,000円程度で残布を使って新品同様に衿やカフスを修理出来る。残布がなくても白無地の生地でクレリックシャツにすることもでき、新しい一着として違う着こなしが出来る。
長い目で見れば断然安上がリなのだ。
※但し、シャツ本体の生地の傷み具合により、修理が出来ない場合もあるので注意!

ダサいというイメージも、会社の上司や、電車の中で見る年配のシャツを見て感じるところが大きいと思うが、こだわって作ったオーダーシャツは、セレクトショップで売っている海外の有名メーカーのシャツよりも身体にフィットし、着てみると決して引けを取らない。それどころかもっと格好良い。

h_22178320.jpg僕は「シャツがキチッとしていれば、スーツもより良く見えるものだ」と考えている。
逆にスーツが高価な物でもシャツが悪ければ、スーツもそれなりにしか見えてこないから不思議だ。
変な話、4、5万程度の安めのスーツでも(安ければ何でも良いとは思わないが...)、アイロンをバシッと掛けたシャツ+ネクタイさえシッカリしたものを着るとオシャレに見えるので試して欲しい。 靴や鞄といった小物類の手入れも怠りなく!

h_22768360.jpg このアイロンを掛けたバシッとしたシャツを着る為には、クリーニング店等には出さず、自分で洗ってアイロンを掛けてみて頂きたい。そうすることで、オーダーシャツと既製のシャツの違いがハッキリ判る筈である。
実は、オーダーシャツはアイロンが掛けにくいのだ。
何故ならば、オーダーシャツは立体裁断をしているため身体にはフィットするが、平面のアイロン台にはフィットする筈はない。当然のことである。

h_22361329.jpg 自分で洗い、アイロンを掛けるのには意味がある。
下手なクリーニング店に出すなら、自分で洗った方がシャツも長持ちがする。洗い方も洗濯機に入れて良いが、ジーンズではないのだから、ちゃんとネットに入れて欲しい。アイロンも、ボタンが熱で割れないようにボタンの上は外してアイロン掛けをおこなって頂きたい。
実は売場に訪れ、苦情をおっしゃる方の多くの原因はクリーニング店にある場合が多い。
『生地に張りが無くなった』、『衿が縮んだ』、『ボタンが割れた』、『衿が跳ねるようになった』など、これらの原因はまだ乾ききらないうちに、高温でプレスしたり、乾燥機で乾かしたりするためである。大量に仕上げなければ追いつかないといえ、納得がいかない。
h_washer.jpg 自宅に乾燥機能のついたドラム洗濯機があり、いらなくなったニットがあれば是非試して頂きたいところだが、濡れたニットを乾燥機に掛けるとどうなる?
答えは、圧縮ニットになってしまう。袖も丈も1廻りも2廻りも小さく縮み、着れたもんじゃない。
生地のしなやかさも無くなり、ゴワゴワで毛玉だらけになってしまう。
綿のシャツにも同じことをすれば、同じ様な状態になるのは当然のこと、衿や袖には芯地も入っているのだから、剥離してしまうのは目に見える。良い生地ならばシルクの様にデリケートなので尚更それが顕著に現れてしまう。

電車でよく見る年配のサラリーマンが着ているシャツがダサく見える訳の一端もここにある。
必要以上に糊付けされ、紙のようにゴワゴワで、広げた新聞紙のように不要な個所にキッチリ折り目のあるシャツが格好良く見える筈がない。シャツ生地は紙ではない。夕方にはシワが入って当然。普通に仕事をしたある程度のシワならばそれも一つの味だと思う。 この自分で洗う。アイロンを掛ける。といった簡単なこだわりを持って頂ければ、既製のシャツでも長持ちする。

h_22754067.jpg かなり脱線してしまったが、売場でオーダーシャツを作る際にもこだわりは必要だ。
衿の高さ、カフス巾、衿の開き具合、剣先の長さ、胴回りや、袖付けのゆとりなど、こだわるところは沢山ある。こうしてこだわって作ったシャツは世界であなただけの一着となる。
しかし、同等の価格の既製のシャツより長持ちして、オシャレならば。。。
一着でも良い。作って見る気にはならないだろうか?

そのこだわりを養うための手助けが出来れば、アパレル業界を辞めた顧客の立場とはいえ嬉しい限りである。

2006年01月20日

はじめてのシャツオーダー 1

はじめて、オーダーシャツを作る方は沢山の疑問があると思います。



  • 何処に行けば買えるの?

  • 何を頼めばいいの?

  • どんな生地を選べがばいいの?

  • サイズはどうするの?

  • どのくらいの期間で出来るの?


などなど...
まずは、オーダーがはじめてならば、男性でも女性でも、百貨店の紳士服売場へ行くことをオススメします。

女性の場合は、かぇちゃんのようなベテランの女性販売員が親切丁寧に接客・採寸してくれますよ!

紳士服売場へ到着したら、オーダー売場を探しましょう。
大抵の百貨店ならば、ワイシャツ売場の近くか、オーダースーツ売場の近くにオーダーシャツ売場があるはずです。

オーダーシャツ売場では、大抵、生地がカマボコ状に袋へ入った状態で、ブランド別、値段別に棚に並べられています。
これは、汚れから生地を守る為です。折角作ったシャツが汚れていたら嫌ですもんネ!

ここで注意!:ブランドによって仕様が異なったり、仕立てるメーカーが異なる場合があるので、同じ売場で作っても異なった形に仕上がることがあります。以前に作ったシャツと同じに作りたい時はその時貰った採寸表を持って行きましょう。
採寸表には生地の種類、仕立てたメーカーなども記載されています。

値段の表記は大抵、「生地代+仕立て代」の値段で記載されています。一般的に日常使うようなシャツならば10,000円〜20,000円位の値段のものが生地自体の強度もあるのでベストだと思います。
販売店舗やブランド、メーカーにより、若干の誤差はありますが、百貨店で購入できるオーダーシャツの種類は以下の表を参考にしてみてください。

価格 生地 用途
8,000円 綿(80番手) /綿ポリ ビジネス一般用として
10,000円 綿(80〜100番手) /綿ポリ ビジネス一般用として
15,000円 綿(100番手) ビジネス一般用として
20,000円 綿(120番手) ビジネス一般用として
25,000円 綿(120番手) オシャレな一着として
30,000円 綿(140〜160番手) オシャレな一着として
50,000円 綿(180番手) 生涯一度っきりの特別なイベントなどに

大抵の場合、白無地は柄物より生地の質が良いので、柄に迷ったらまずは白無地を作るのも一つの手です。

次に衿やカフス(袖口)の形などを選びます。衿型やカフス型は、売場にパターンがあるので、そこから選びます。多少の変更は可能ですので、気軽に店員に聞いてみてください。
他にも衿の固さ、ポケットの形や有無、シャツのバックスタイル、前立(前ボタン個所の折り返し部分)の有無、ボタンの種類などを選びます。
ここでは長くなるので、詳細は別の機会にいたします。

最後に採寸をします。既に同じ売場で何度か作ったシャツと同じで良いならば、以前のデータが残っているので、その旨を店員に伝えましょう。
オーダーシャツの着心地の命が、この採寸です。この採寸のことも別の機会に詳しく解説します。

出来上がりまで2週間程度です。縮みが気になる方は、水通しをするため、20日程度で出来上がります。オーダーシャツが出来上がり、はじめて袖を通すのを楽しみにながら待つのもオツなものです。

2006年01月19日

はじめまして。

立案者(?!) まぁ より はじめましてのごあいさつ。

       

 ここを探し当て、ご覧いただいてる皆様に心より感謝いたします。
 そして何より かぇちゃん ひぃちゃん、忙しいのにあたしのわがまま聞いて付き合ってくれてありがとう。


 改めましてはじめまして。
ココはこよなくオーダーシャツを愛する我々3人が情報交換・近況報告などしながら皆様に裏側を知っていただき、せっかくだから持ちうる知識と経験で皆様のオーダーシャツに対する疑問や不安に答え、我々と一緒にオーダーシャツを愛してもらっちゃおう!と、我々の仲間を増やすために作ってみちゃったBlogです。
  
  ・オーダーシャツを作ってみたいけど不安・よくわからない・・・という方
  ・作った事はあるけど何か納得いかない・次回のために予備知識を・・・という方
・・・などなど、皆様の疑問・不安・お悩み・お店では聞きにくい事にも、お答えいたします・教えちゃいます。
もちろん、オーダーシャツの楽しさをもうご存知の方、楽しみ方を披露して下さる方も大歓迎♡ まずは皆様に楽しいオーダーシャツ生活を送っていただくお手伝いができればと思っています。

ぜひぜひ皆様のイロイロ、お聞かせ下さい!!お待ちしております。

かなり個性も強くバラバラな、でもなぜか仲良しな3人の それぞれ も楽しんでいただければ幸いです。

正式稼働開始!

staff.jpgBlogのデザインも決まり、正式公開はじめます。
まずはこの3人が運営していきます。

まぁちゃんは、某オーダーワイシャツメーカーのバイヤー兼企画営業をしている、多忙な女の子です。このBlogの発案者です。

かぇちゃんは、オーダーワイシャツメーカーを渡り歩く店頭第一の販売員です。

ひぃちゃんこと、僕は、海外ブランド専門店の販売員から、某オーダーワイシャツメーカーの企画営業を経てきたWEBデザイナーです。

 

こんな我が道を行く3人がオーダーワイシャツについて語ることで、オーダーワイシャツの良さを知っていただけたら幸いと思います。

2006年01月10日

まだまだ、製作中!

このBlogでは、自分のために、オーダーシャツを作るために知っていると、かなり得をする情報や知識を公開していく予定です。

メンズもレディースも隔たりはありません。

ご自分のために日本一のオーダーシャツを作ってください。