オーダーワイシャツ メーカー井戸端会議

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2006年04月18日

スーツの衿とシャツの衿の関係

スーツにシャツを合わせる時、スーツの色に合うシャツを選ぶのは当然ですよね。
でも、衿の形は自分の好みで選んでいる方が多いと思います。

でも、本当はシャツの衿型もスーツの衿型に合わせると、グッと引き締まって見えます
どういうことかって??
では、簡単にご説明いたしましょう。

スーツとシャツの関係スーツの形はシングルと、ダブル(今はほとんど見かけませんが…)があります。
シングルは、2つボタン・3つボタン段返り・3つボタンの3タイプ、ダブルは、4つボタン1つ掛け・6つボタン2つ掛けの2タイプが一般的です。
もちろん、シングル4つボタンなど、特殊な形もありますが、このどれをとっても、衿の深さ(Vゾーンの深さ)が異なります。
つまり、シングル2つボタンは、シングル3つボタンよりもVゾーンが深く、衿の角度が鋭角になるということです。
また、スーツの衿は上衿と、下衿とが別れており、この縫い目をゴージラインと言いますが、このゴージラインの高さも、スーツによって、ブランドによって異なります。
一般的に2つボタンより、3つボタンの方が、ゴージラインは高い位置にあります。

スーツと相性の良いシャツとは、このスーツのVゾーンの深さと、ゴージラインの高さに、バランスの取れた衿型を持ったシャツであること!

基本は、鈍角の物には鈍角を…、鋭角の物には鋭角を…
つまり、3つボタンの様にVゾーンが高い(鈍角)のスーツには、ワイドやセミワイドのように鈍角の衿型を持ったシャツが、2つボタンの様にVゾーンが低い(鋭角)のスーツには、レギュラーやナローのような衿型を持ったシャツが相性通いのです。

また、ネクタイの結び目も太く結ぶことで結び目が鈍角に、細く結ぶことで鋭角になります。
稀に、Vゾーンの高い3つボタンのスーツに、ワイドカラーのシャツを合わせているにも関わらず、ネクタイの結び目が異様に小さな方をお見受けいたしますが、バランスが良い着こなしではないですよね。

このスーツの衿、シャツの衿、ネクタイの結び目の3つの三角形と、左右のゴージラインを結んだライン、ネクタイの結び目の下に出来る、隠れた2つ三角形のバランス良いと、グッと引き締まった着こなしが出来ます。

一つお試しあれ!

(注:必ず、「こうしなければいけない」ということではありません。一つの参考程度として…)

2006年04月02日

4/1   にっちもさっちも

休暇をもらおうかとも考えてみた。
看板も落ちてきたし、ボーナス査定ゼロになるような失態ばかり冒しているし、何せ心身共に疲れている(+_+)


でも仕事というものはどうにもならないよう(part-timerにしてもらえないかと交渉中)、今も出張+厄払い(念願の?!)帰りの新幹線の中。


たまたま出張先が縁のある神社がある土地だったので、厄払い付きの出張となった。

出張目的はその店舗で店頭で直接お客様と触れ合うみなさんに、採寸を含めての講習を行うため。

絶対にまず講習に行きたかった店舗だったし、数年前にちょっとだけ暮らした事のある土地だったし、自分が行かせてもらえた事はとても幸せでした。


部長様、ありがとうございます。


とても皆様熱心で、こっちが勉強させていただいたくらい。
この実のある出張話はまた次回。

なぜならまだ出張報告を上司にきちんとしていないので・・・。



最近ヤル気を失っているあたしに、目の覚めるような嬉しい事が続いている。

それは自分がシャツを作ったお客様の声を聞く事が出来たから。


まず先月の出張から帰ってきてすぐに届いた、T様からのお手紙、その直後に届いたS様からのお手紙。


T様はすごくカッコイイお姉様で、オーダーシャツをいろんなところで作っていらっしゃって、自分のこだわり・体型・似合うモノがわかってらっしゃるお客様。
お客様のイメージを形にするのがあたしの仕事、1月に初めてお会いした時に作ったシャツの出来栄えをご報告下さいました。

気に入ったところ・次回は修正を加えたいところ、丁寧にご報告いただき、楽しんでいただいているんだなぁと実感♡
T様、ありがとうございました。

ますますの修行に励みます。


T様からのお手紙に浮かれていたまぁ、さらに数日後、またまた嬉しいお手紙がS様から。

S様は先月の出張先でお会いしたお客様。

S様もご主人様もとてもすてきで、あこがれちゃうようなご夫婦。
S様はご主人様のシャツを作りにいらして、結局ご自分のもご注文いただいたというお客様。
全くオーダーは初めてだったのですが、ご主人様をお伺いするあたしを見て『そんなシャツが着たい!』とおっしゃって下さいました。

あたしのシャツへのこだわりにとても興味を持って下さり、その日あたしが着ていたクレリックシャツを真似たものと、まぁchoiceの二点をご注文。

オーダーシャツへの興味をお客様のシャツに作り上げるのもあたしの仕事。

採寸もデザイン決めも、とても楽しんでいただき、オーダーシャツにハマっていらっしゃるご様子♡そんなお手紙を頂戴しました。

S様、ありがとうございました、ご主人様と一緒に《もてピタ》、楽しんで下さいませ。

この事に関して会社から表彰をされる予定となってますが、販売員として当たり前の事をしたまでなのです。喜んでいただけて光栄です。



出来上り後すぐに次の来店予約を入れてくれるお客様、何かあればいつもお電話下さるお客様、催事は必ずのぞきに来て下さるお客様。
本日も、3週間おきのご来店を続けて下さってるY.N様・T.H様、ご来店・ご注文、ありがとうございました。いつもお友達をお連れいただきましてありがとうございます。

たくさんのお客様に愛されて暮らす《シャツ屋》、まぁは幸せ者です♡


・・・・・・申し訳ございませんm(__)m

前々からちらちらと書いてきていましたが、会社とあたしの気持ちが今、全く咬み合わず、企画・営業仕事はワケわかんなくなるくらいこなしていますが、楽しくありません。

このあたしがもう3ヶ月も新しいシャツを作っていないと言えば、察していただけるでしょう。
皆様から頂く応援、ありがたいのですが、答えさせてもらえる仕事状況にないのです。


このBlogが遅々として進まないのも、お客様も・会社やオーダーシャツをこよなく愛する気持ちを失いたくない、そんなあたしの気持ちからなのです。

本当にごめんなさい。


必ず気力満タンで戻ってきます。