オーダーワイシャツ メーカー井戸端会議

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スーツの衿とシャツの衿の関係

スーツにシャツを合わせる時、スーツの色に合うシャツを選ぶのは当然ですよね。
でも、衿の形は自分の好みで選んでいる方が多いと思います。

でも、本当はシャツの衿型もスーツの衿型に合わせると、グッと引き締まって見えます
どういうことかって??
では、簡単にご説明いたしましょう。

スーツとシャツの関係スーツの形はシングルと、ダブル(今はほとんど見かけませんが…)があります。
シングルは、2つボタン・3つボタン段返り・3つボタンの3タイプ、ダブルは、4つボタン1つ掛け・6つボタン2つ掛けの2タイプが一般的です。
もちろん、シングル4つボタンなど、特殊な形もありますが、このどれをとっても、衿の深さ(Vゾーンの深さ)が異なります。
つまり、シングル2つボタンは、シングル3つボタンよりもVゾーンが深く、衿の角度が鋭角になるということです。
また、スーツの衿は上衿と、下衿とが別れており、この縫い目をゴージラインと言いますが、このゴージラインの高さも、スーツによって、ブランドによって異なります。
一般的に2つボタンより、3つボタンの方が、ゴージラインは高い位置にあります。

スーツと相性の良いシャツとは、このスーツのVゾーンの深さと、ゴージラインの高さに、バランスの取れた衿型を持ったシャツであること!

基本は、鈍角の物には鈍角を…、鋭角の物には鋭角を…
つまり、3つボタンの様にVゾーンが高い(鈍角)のスーツには、ワイドやセミワイドのように鈍角の衿型を持ったシャツが、2つボタンの様にVゾーンが低い(鋭角)のスーツには、レギュラーやナローのような衿型を持ったシャツが相性通いのです。

また、ネクタイの結び目も太く結ぶことで結び目が鈍角に、細く結ぶことで鋭角になります。
稀に、Vゾーンの高い3つボタンのスーツに、ワイドカラーのシャツを合わせているにも関わらず、ネクタイの結び目が異様に小さな方をお見受けいたしますが、バランスが良い着こなしではないですよね。

このスーツの衿、シャツの衿、ネクタイの結び目の3つの三角形と、左右のゴージラインを結んだライン、ネクタイの結び目の下に出来る、隠れた2つ三角形のバランス良いと、グッと引き締まった着こなしが出来ます。

一つお試しあれ!

(注:必ず、「こうしなければいけない」ということではありません。一つの参考程度として…)

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