オーダーワイシャツ メーカー井戸端会議

« オーダーシャツの生地の種類(素材) | メイン | なぜ、オーダーシャツなのか? 2 〜左右対称?〜 »

まぁ が思うオーダーシャツの楽しみ方2

オーダーシャツショップにトコロセマシと並ぶ生地。
何を選べばいい??基準は値段だけなの??
普段のシャツの素材なんか気にした事もない、という方へのadvice.


  今日は生地の選び方の話。

どんなシャツを作るか。最初に生地を選びましょう。

ひぃちゃんが生地の種類を色々解説してくれてますが、一般的なシャツの素材は2種類(all-season)。
まず綿100%か綿・ポリエステル混紡にするかを決めます。

どちらを選んでいいかわからない方へ。

Q1、自宅で洗濯する。
  Yes⇨ポリエステル混紡を選ぶ事をおすすめします。
天然繊維である綿に比べ、化学繊維であるポリエステル。天然繊維は縒りがあるために水に濡れるとシワになり、アイロンを掛けるのは一苦労。その点、ポリエステルが入っているものは自宅でのお手入れがしやすいと言えます。
※ちなみにあたしは綿100%派なのでクリーニング屋さんにお願いしてます。たまに節約に・・・と自宅で試みますが、結局は翌朝クリーニング屋さんに持っていく羽目に・・・。
もちろんご自宅で綿100%のシャツをお手入れされているお客様もたくさんいらっしゃいます。頭が下がります。

Q2、着ジワ(着ている間につくシワ)が気になる。
  Yes⇨ポリエステル混紡を選ぶ事をおすすめします。
上にも書いたように綿は天然繊維であるためシワになしやすいのです。でもあたしはその着ジワが好き。
着ジワが許せないと言う方にはポリエステル混がよろしいかと。着心地は綿100%の方が断然イイとも思いますが、ポリエステル混特有のシャリ感が好きだと言うお客様もいらっしゃいます。
※汗をかいて着ジワが気になるので夏モノはポリ混!というお客様もいらっしゃいます。

Q3、着るモノによっては湿疹などのアレルギーが出る。
  Yes⇨天然繊維である綿100%をおすすめします。
自分自身 アレルギー持ちのあたし、ポリ混は怖くて着れません。洗濯のりも原因の一つかもしれません。
さらに天然繊維でも繊維の長い綿素材を選ばれるお客様も少なくありません。


どちらかを決めかねたら、同じ価格帯の両方を試してみるのもイイかも。

着ジワについては、綿100%のモノでも番手が高いものはしなやかなので、きれいな(?!)着ジワが出ます。
最近あたしが好きなのは120双糸以上のブロード生地。しなやかさやシワの出方、光沢がタマリマセン。


色々な生地が並ぶオーダーショップ。色や柄も悩んでしまいます。
出来れば色モノは鏡の前で当ててみて、顔映りを確認して下さい。特に女性は。同じような色目でも、顔色が悪く見えるものもあります。
現にあたしは欲しいなと思う生地で実際に似合うものは10%にも満たないかも。いつも作る前に同僚やかぇちゃんに見てもらい、コトゴトク却下され落ち込みます。

たいていA4サイズくらいの大きさでビニールに包まれているところが多いかと思いますが、あの大きさでは割と派手に見えがちです。
意外に作ってみたら地味だったと言うのがあたしの思うところ、細かい柄はシャツになると無地に見えてしまうものもあります。シャツの大きさでイメージしてみましょう。
それに折り重なっているので色も濃く見えます。
全てを一枚に広げて!というのはちょっとご勘弁いただきたいのですが、気になるものをビニールから出してもらって、重なってない部分を触ったり見ていただく事は大切な事だと思っています。

仕立て上がりの値段の違いははっきり言って2つ。生地の値段(基本的には番手が高いモノほど高価。織りかた、素材によっても違ってきます)と仕立て方の差。
自分のニーズに合ったものを見つけてみて下さい。
※ブランド物はlicense料などが入っている分ちょっとお高くなっていますが、生地や仕立て方もブランドの意向・品質基準が反映されています。

織りかたでの風合いの違い・光沢の出方、色による雰囲気の作り方、柄による見せ方・・・色々試してみて下さい。

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL:
http://www.ordershirt.jp/mt/mt-tb.cgi/27

コメントを投稿

(いままで、ここでコメントしたことがないときは、コメントを表示する前にこのブログのオーナーの承認が必要になることがあります。承認されるまではコメントは表示されません。そのときはしばらく待ってください。)